デシル分析

デシルとは10等分という意味で、語源はラテン語。

デシル分析という言葉を始めて聞いた人でも、次の単語のどれかは聞いたことがあると思います。
deciliter(デシリットル)は、10分の1リットル。
decibel(デシベル)は、10分の1ベル。
decimeter(デシメーター)は、10分の1メーター。
※デシ(deci-)で始まる単語は、10分の1と関係があります。
つまり、デシル分析=10分の1分析であり、簡単に言えば、全顧客を10等分してそこから有益な情報を得ようとする分析法です。

デシル分析を理解するには、Excelのワークシートをイメージすると分かりやすいと思います。
ワークシート1行目の列に顧客名と購買金額というセルがあり、2行目から101行目まで100名分の顧客データが入力されているとします。
  1. 購買金額の多い順番にソート(並べ替え)します。
  2. 100名の10分の1なので上から10名ずつ購買金額の合計を出します。
  3. 100名全体の購買金額合計に対して、10のグループそれぞれの購買金額小計が何パーセントになるかを計算します。
これにより、売上全体に対しての各グループの売上比率が分かりますので、売上的にどのグループが重要なのかが分かるのです。

  1. 分析方法