データファイルから宛先を絞り込むためのSQL文のWHERE句(抽出条件)を保存することができます。
BitMailPROは、クエリを参照することはできませんが、WHERE句を設定することができます。
WHERE句を簡易設定と直接記述設定のいずれかの方法で設定すると、その条件に一致するデータだけが送信対象となります。
- 簡易設定
- 最大5つまでの条件を設定できます。
- フィールド名
送信設定のタブで指定したデータファイルのテーブルのフィールド名がリストに表示されますので、その中から条件にするフィールド名を選択してください。
リストに出てこないフィールド名を直接入力することはできません。
- 値とマッチ タイプ
値は、データファイルのフィールドのデータ型により次のルールで値を入力してください。
データ型 | 値の形式 | マッチ タイプ |
テキスト型 | 文字列(予約語を除く) | 部分一致 |
数値 | 数値のみ(カンマ不可) | 完全一致 |
ブール型 | True または False | 完全一致 |
日付 | yyyy/MM/ddの形式の日付 | 完全一致 |
※SQLの予約語となっている文字列を値として使用することは出来ません。
- 論理演算子
AND、OR、NOTの論理演算子を使用(リストから選択)できます。
論理演算子 | 意味 |
AND | 条件式が両方ともTrueの場合 → 結果はTrue |
OR | どちらかの条件式がTrueの場合 → 結果はTrue |
NOT | 条件式がFalseの場合 → 結果はTrue 条件式がTrueの場合 → 結果はFalse |
- 直接記述設定
- 簡易設定では、記述できない条件を設定する場合には直接記述してくだい。
例えば、簡易設定では、文字列は部分一致となりますので、完全一致にする必要がある場合は、直接記述設定としてください。
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但し、直接記述設定は、SQL文を理解している方を対象とした機能で、記述に誤りがあると正しくデータを絞り込むことができなかったり、エラーとなる場合があります。
SQL文の記述方法(文法)については、サポート行っていませんので、予めご了承ください。
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次のような場合は、直接記述設定をご利用ください。
- 文字列で完全一致とする場合
- 期間を指定する場合
- 範囲を指定する場合
- 論理演算子の評価順を変更したい場合
- その他、簡易設定で実現できない抽出条件を設定する場合
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直接記述設定の場合は、WHEREを除いて入力してください。
送信設定のタブで指定したデータファイルのテーブル以外のテーブルを結合することは出来ません。
複雑なWHERE句などで利用できない場合があります。
複数のBitMailPROが、同一データベースの同一テーブルを同時に参照する設定になっている場合にデータの競合が発生する場合がありますのでご注意ください。
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