データファイル準備(Accessの場合)

次の点に注意してファイルを用意してください。

  1. フィールド名と受信メールの項目名を統一する(区切り記号モードの場合)

    BitplusPROは、受信メールの項目名と一致するフィールドにデータを保存します。
    そのため、必ずメールの項目名とフィールド名を統一するようにしてください。

    ただし、項目数をあわせる必要はありません。
    例えば、データベーステーブルのフィールドが20項目ある場合で、受信メールの項目数が5項目でもデータを読み込むことが出来ます。

  2. フィールドのデータ型を合わせる

    受信メールのデータ型がデータベースのフィールドのデータ型と一致しない場合、データを保存することは出来ません。
    その為、必ず受信するデータに合ったデータ型にする必要があります。

    よく分からない場合は、テキスト型かメモ型にしておけば、ほとんどのデータが読み込めます。
    基本的にはテキスト型とし、複数行にわたる文章や項目名の次の行に値があるような場合のみメモ型にしてください。

    例えば、データベースで性別というフィールドを数値型で設定し、1を男性、2を女性とします。
    その場合、受信メールの性別の値が1・2という数字型(半角数字)なら読み込むことが出来ますが、男性・女性や1・2(全角数字)の場合は、テキスト型のため読み込むことが出来なくなります。

    また、フィールドには、下記のようにいくつかのデータ型があり、読み込み可能なものと読み込めないものがあります。

    読み込み可能なデータ型
     ・ テキスト型
     ・ 数値型
     ・ Yes/No型
     ・ 日付/時刻型
     ・ 通貨型
     ・ ハイパーリンク型
     ・ メモ型

    下記のデータ型は、読み込むことが出来ません。
     ・ オートナンバー型
     ・ OLE オブジェクト型

  3. フィールドのサイズの確認

    データベースのフィールドはデータ型にもよりますが、基本的にフィールドサイズが設定出来ます。
    受信メールのサイズがデータベースのフィールドサイズより大きい場合は、データを読み込むことが出来ませんので注意してください。

  4. 空文字列の許可を"はい"に変更する。

    このプロパティが"いいえ"になっていますと、フォームから送られてくるメールで未入力の項目がある場合データベースに読み込むことが出来なくなります。
    このことを避けるため、データ型がテキスト型、メモ型、ハイパーリンク型のフィールドについては、必ず空文字列の許可を"はい"に変更する必要があります。

    BitplusPROは、受信メール設定時にこのプロパティを自動的に"はい"に変更しますが、設定後に追加されたフィールド等は手作業で変更する必要があります。

    データ型がテキスト型、メモ型、ハイパーリンク型の場合、デフォルト状態では空文字列の許可が"いいえ"になっています。

    これを"はい"に変更します。

  5. フィールドのインデックスが、"はい(重複なし)"になっていないか確認する

    データベーステーブルのフィールドは、インデックスを設定することで、重複したデータを受付けないようにすることが出来ますが、この機能が設定されていると、正しいデータが読み込まれない原因にもなりますので、原則として、全てのフィールドのインデックスは"いいえ"にしてください。

  6. 読み込めないフィールド名を使用していないか確認する

    数字で始まるフィールド名、及び途中にスペースが入るフィールド名はBitplusPROでは正しく認識することが出来ませんので注意してください。
    なお、数字に関してはフィールド名の途中に挿入することは可能です。