データファイル

データファイルは、Access・Excel・SQL Server・Oracle・MySQLが利用できます。
(以下の説明でExcelの場合は、テーブルをワークシート、フィールドを項目と読み替えてください)

BitMailPROは、データをインポートするのではなく直接参照しますが、ここではその為に参照するデータベースやテーブルおよびフィールドを設定します。

■設定必須項目
次の項目は、必須項目ですので、必ず選択してください。
ファイル種別 Access2010-2016 Excel2010-2016 SQL Server(NT認証) SQL Server(SQL Server認証) Oracle MySQL
ファイル名        
サーバー名     サーバー別名 データソース名
データベース名    
パスワード    
ユーザーID      
テーブル名  
ワークシート名          
ID
送信チェック
名前
EMail
※Accessのファイルがパスワードで保護されている場合のみ

ファイル種別
Access2007-2016・Access2000-2003・Excel2007-2016・Excel2000-2003・SQL Server(NT認証)・SQL Server(SQL Server認証)・Oracle・MySQLのいづれかを選択します。

ファイル名 (Access・Excelの場合)

Access・Excelを利用する際の注意事項

Microsoft Office 2010以前のバージョンがインストールされていないパソコンにMicrosoft Office 2013以降をインストールした場合、テーブル名を選択しようとしたときに下記のエラーメッセージが表示されます。


お使いのパソコンに'Microsoft.ACE.OLEDB.12.0' プロバイダーがインストールされていないことが原因で、こののエラーを解消するには、マイクロソフトのMicrosoft Access データベース エンジン 2010 再頒布可能コンポーネントのページから下記のファイルをダウンロードしてインストールする必要があります。

AccessDatabaseEngine.exe

AccessDatabaseEngine_X64.exeとAccessDatabaseEngine.exeの2種類のファイルがありますが、Windowsが32bitか64bitかにかかわらずAccessDatabaseEngine.exeをダウンロードしてください。

※マイクロソフトのMicrosoft Access データベース エンジン 2010 再頒布可能コンポーネントのページURLは変更になる場合があります。

ここには、メールアドレスが登録されているデータベースを指定します。
"参照"ボタンをクリックすると下のデータファイル参照の画面が表示されますので、必要なデータベースを指定して"開く"をクリックしてください。
ファイルは、Access 2016/2013/2010/2007の(*.accd*)、Excel 2016/2013/2010/2007の(*xls*)、Access 2003/2002/2000の(*.md*)、Excel 2003/2002/2000の(*.xl*))をご利用頂けます。
ただし、Access 2007/2003/2002/2000の(*.md*)、Excel 2007/2003/2002/2000の(*.xl*)については、Microsoft社のサポートがすでに終了していますので、BitMailPROで利用する場合でもサポート対象外となります。

また、BitMailPROで作成したAccessファイルをご利用頂けます。(詳しくはAccessファイル新規作成をご覧ください)
ファイル名が設定されると下の画像のようにファイルがフルパスで表示されます。

サーバー名 (SQL Serverの場合)
ファイルの種別でSQL Serverを選択するとサーバー名を入力するテキストボックスが表示されますので、SQL Serverの稼動しているサーバー名を入力してください。

データベース別名 (Oracleの場合)
ファイルの種別でOracleを選択するとサーバー別名を入力するテキストボックスが表示されますので、Oracleのサーバー別名を入力してください。


データソース名 (MySQLの場合)
ファイルの種別でMySQLを選択するとデータソース名を入力するテキストボックスが表示されますので、MySQLのデータソース名を入力してください。


ユーザーID (SQL Server(SQL Server認証)の場合)
ファイルの種別でSQL Server(SQL Server認証)を選択するとユーザーIDを入力するテキストボックスが表示されます。
SQL Serverに接続できるユーザーIDを入力してください。

パスワード (Access・SQL Server(SQL Server認証)の場合)
設定したAccessファイルにパスワード制限がかけられている場合や、SQL ServerでSQL Server認証の場合は正しいパスワードを入力してください。
パスワードは、最長48文字に制限されています。

テーブル名
ファイル名で指定したデータベースの中のどのテーブルを参照するかを指定します。
テーブル名の▼をクリックするとファイルの中のテーブルリストが表示されますので、その中からメール送信に使用するメールアドレスが入っているテーブルを選択してください。(下の画像では、Sampleというテーブルを選択します。)

ID、送信先選択、会社名等の選択
下の画面のように各項目の▼をクリックするとテーブル内のフィールド名が表示されますので、項目と該当するフィールドをそれぞれ選択します。



  • ID・・・ファイルがAccessの場合オートナンバー型又は数値型のフィールドを選択してください。(オートナンバー型又は数値型以外のフィールドを選択すると下記のメッセージが表示されます。)
    ファイルがSQL Serverの場合は、int型を選択してください。
    ※IDとして選択できるフィールドがない場合は、新規に作成する必要があります。


  • 送信先選択・・・どのアドレスに対してメールを送信するかを区別するためのフィールドですのでAccessの場合はYes/No型のフィールドSQL Serverの場合はbit型のフィールドを選択してください。
    Accessの場合でYes/No型以外のフィールドを選択すると下記のメッセージが表示されます。
    ※送信先選択として利用できるフィールドがない場合は、新規に作成する必要があります。


  • 会社名、所属・部署、役職・・・該当するフィールドがない場合は選択する必要はありません。
  • 氏名、EMail・・・フィールドを必ず選択してください。
    ※氏名、EMailのフィールドがない場合は、新規にフィールドを追加してください。

送信除外指定
このフィールドは、Accessの場合Yes/No型、SQL Serverの場合はbit型、Oracleの場合はNUMBERのフィールドを選択してください。
送信除外チェックを設定した場合、このフィールドがチェックされているレコードは、送信チェックがされていてもメールが送信されません。

返信確認
このフィールドは、緊急連絡メールなど場合に使用するものです。
BitMailPROで緊急連絡等のメールを送信した場合、そのままでは送信したメールが確実に読まれたかどうかは確認できません。
しかし、受信したメールをそのまま返信してもらうことにすれば、返信の有無で受信の状態が確認できるのです。

BitMailPRO自体には、返信されたメールを受信する機能はありませんが、BitplusPROというソフトを利用して返信されたメールを受信すると返信があったメールがどのアドレスかを特定することができます。
このフィールドは、そのためのもので、返信があった場合にチェックされます。
そのため、BitMailPRO単体で使用する場合や、返信確認を必要としない場合は、設定する必要はありません。
設定する場合、Accessの場合Yes/No型、SQL Serverの場合はbit型、Oracleの場合はNUMBERのフィールドを選択してください。

パーソナル添付ファイル
送信するメールそれぞれに指定したファイルを添付して送信する場合に選択してください。
パーソナル添付ファイルを選択した場合、ファイル1〜3にフィールドを選択する必要があります。
ひとつも選択しない状態で、送信設定のOKボタンをクリックすると、下記のメッセージが表示されます。

ファイル1
パーソナル添付ファイルを選択した場合で、一つ目に添付するファイルのパスを指定するフィールドを選択してください。

ファイル2
パーソナル添付ファイルを選択した場合で、二つ目に添付するファイルのパスを指定するフィールドを選択してください。

ファイル3
パーソナル添付ファイルを選択した場合で、三つ目に添付するファイルのパスを指定するフィールドを選択してください。

パーソナル添付ファイル機能を利用する際の注意事項

パーソナル添付ファイル機能によりファイルを添付すると送信スピードが遅くなりますので、できるだけ添付するファイルサイズを小さくするようにしてください。
また、拡張子が.exeのようなファイルを添付すると、スパムメールとして扱われたり、添付したファイルが削除されてしまう可能性もありますので、注意が必要です。
できるだけzip形式などで圧縮して送信することをお勧めします。


データファイルの仕様
データファイルは、BitMailPROに付属のsample.mdb以外でも、Microsoft Access 2016/2013/2010/2007/2003/2002/2000のデータベース・Microsoft Excel 2016/2013/2010/2007/2003/2002/2000のファイル、SQL Server2000、Oracle、MySQLであれば利用することが出来ます。
また、BitMailPROに付属している機能を使えば、MDBファイルを新規作成し、テーブルフィールドを設定することができます。
既存のCSVファイルのデータをご利用になりたい場合は、CSVファイルのデータをAccessのファイルにコンバートすることもできます。

Access/SQL Server/Oracle/MySQLの場合
データベースには、BitMailPROが接続するためのテーブルが必要で、そのテーブルにはテーブル設定で説明するフィールドが必要で す。

接続するテーブルには必ず下表のフィードが必要です。
フィールド名 Accessデータ型 SQL Serverデータ型 Oracle MySQL
ID オートナンバー型/数値型 int型 number型 int型
送信先選択 Yes/No型 bit型 number型 tinyint型
お名前 テキスト型 varchar型 varchar2型 varchar型
EMail テキスト型 varchar型 varchar2型 varchar型

IDは欠番があると送信することができませんので、全てのレコードに値が必要です。
なお、フィールドのプロパティで値要求は必ず"いいえ"とし、空文字列の許可は"はい"にしてください。
BitMailPROのMDB作成機能で作成した場合は、自動的に設定されますので、確認の必要はありません。

Excelの場合
Excelファイルのワークシートの最初の行は必ず項目名にしてください。
必要な項目は、Accessの場合と同じで、ID・送信先選択・お名前・EMailです。
IDは連番である必要はありませんが必ず必要です。
ただし、IDだけの行もレコードとみなされてしまいますので、メールアドレスや氏名の入っている最後の行以降にはIDをつけないようにしてください。

一度データを入力したレコードは、そのレコードのデータをすべて削除してもレコードとしては認識されますので、削除する場合は、Excelの編集(E)→削除(D)でそのレコード自体を削除してください。

TRUEになっているレコードは、BitMailPROで送信先選択のチェックが選択されている状態でメール送信対象となります。

Excelの場合はプロパティ等の設定はありません。

Excelで直接データを準備する場合、次の点に注意してください。

送信先選択は、TRUE/FALSEとしてください。
はじめて使用するExcelファイルの場合で、送信先選択に何のデータもない状態(TRUE/FALSEが入っていない状態)ですと送信が正常に行えませんので、一度データのあるすべてのレコードにTRUEかFALSEを入力してください。
(最初の送信先選択セルにTRUEかFALSEを直接入力してデータの存在する最後のレコードまでそのセルをドラッグすると簡単にコピーすることができます。)



テーブル選択時にエラーとなる場合

データベースにAccess2007/2010/2013/2016を指定した場合にテーブル選択した時に、「テーブル名一覧取得時にエラーが生じました」というエラーが表示される場合があります。

データベースそのものに何らかの原因がある可能性もありますが、それ以外にお使いのパソコンの環境に原因がある場合があります。

そのようなときは、「Microsoft Access データベース エンジン 2010 再頒布可能コンポーネント」をダウンロードしてPCにインストールすると改善する場合がありますのでお試しください。

下記URLからダウンロードできます。
http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=13255

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