■受信モードの設定
受信モードのタブの各設定項目について説明します。
- 件名(Subject)の認識方法
完全一致・部分一致・認識しないの3種類が選択できますので、いずれかを必ず選択してください。
「完全一致」 | メールサーバーに届いているメールの中で件名が完全に一致したメールのみ受信します。 |
「部分一致」 | 件名にその文字列を含んでいれば受信します。 |
「認識しない」 | 件名に関係なく設定したメールアカウントに届いているメールを全て受信します。 |
※「認識しない」を選択する場合は、受信メールの件名(Subject)にその設定がわかるような名称(例えば、「件名無し受信」など)を入力してください。
何も入力しない状態では設定を保存することができません。
- 受信後にメールをサーバーから削除する
BitplusPROは、メールボックスにあるメールを全て受信します。
したがって「受信後にメールをサーバーから削除する」を選択しないで使用した場合、前回までに受信したメールを何度も繰り返し受信することになります。選択した場合は、受信されたメールをメールボックスから削除しますので、常に未受信のメールのみを受信することが出来ます。
そのため、通常は「受信後にメールをサーバーから削除する」を選択してご利用下さい。
但し、注意事項にもあるようにメール受信テストを実施して、メールがデータベースに正しく読込まれることを確認した上で、選択してください。
- 未読メールのみ処理対象とする (Version8.9.0以降)
BitplusPROは、このオプションが選択されていない状態ではメールボックスにあるメールを全て受信します。
しかし、オプションを選択すると一般的なメーラーのように、前回受信時以降に届いた未読メールのみを受信するようになります。
メールボックスにメールを残しておいて、通常お使いのメーラーでもメールを受信したいときには、このオプションを選択してください。
但し、このオプションでは、処理途中に何らかの原因で処理でエラーとなったメールも読み込み直すことが出来ませんので、エラーがあったメールについては、別のメーラーで受信したメールを参考に修正等を行ってください。
- Content-Typeが無いメールは、文字コードを ********** として処理対象とする
電子メールのヘッダーには通常、メールの形式や文字コードなどを識別するための"Content-Type"という項目がありがありますが、稀にこの項目が無いメールがあります。
既定では、この項目が無いメールは処理対象外となりますが、このチェックを選択するとこの項目が無いメールも処理対象となります。
どの文字コードで処理するかはus-ascii、iso-2202-jpから選択してください。
- ヘッダーの項目(From,To,Return-Path)を特別に処理する
メールヘッダーのFrom、To、Return-Pathの各項目について、メールアドレス以外の文字や記号を削除しメールアドレスだけを取得してデータベースに出力します。
この項目を選択しない場合とした場合の結果は、次のようになります。
無効(選択しない場合) | 有効(選択した場合) |
"○○○○○○○株式会社" <info@********.co.jp> | info@********.co.jp |
○○○○○○○株式会社 <info@********.co.jp>
| <info@********.co.jp>
|
- 受信モードの選択
BitplusPROの基本機能であるメールを解析してデータベースの各フィールドに値を出力するには、メール中の項目名と値を識別する必要があります。定型のメールで項目名と値の間に区切り記号が存在するタイプのものは、区切り記号を自動認識する区切り記号モードで処理することが出来ます。
一方、区切り記号が存在しないメールや存在しても区切り記号モードで処理できない形式のメールは、定義ファイルモードで処理することになります。
その他、メールを解析せずにデータベースに出力する本文取得モードとメールアドレスの更新処理やメールマガジンなどの配信停止処理を自動化するための照合モードがあります。
- 区切り記号モード
CGIの修正や変更が可能で、受信メールを区切記号モードのルールに合わせることが出来る場合のモードです。
出来るだけこのモードでご利用下さい。
ただし、サブテーブル1とサブテーブル2を利用する場合は、定義ファイルモードでご使用ください。
尚、このモードを選択した場合、区切り記号を必ず選択する必要があります。
- 定義ファイルモード
CGIの修正や変更が出来ない場合や、項目名が重複している場合など受信するメールが区切記号モードのルールに合わない場合に利用するモードです。
定義ファイルを設定することで区切記号モードで処理できないメールでもデータベースに読み込むことが出来るようになります。
サブテーブル1とサブテーブル2を利用する場合は、定義ファイルモードでご使用ください。
- 本文取得モード
区切記号モードや定義ファイルモードの処理と異なり、メールを解析せずに指定したフィールドにヘッダー部分と本文をそのままの状態で出力します。
- 照合モード
このモードは、メール本文の値をデータベースと照合し一致したレコードをチェックしたり、新しい値に更新したりします。
また、ヘッダーのFromのメールアドレスを取得しデータベースと照合し一致したレコードをチェックします。
この機能により、メールマガジンの配信停止処理やメールアドレスの変更処理等を自動化することが出来ます。
|