受信モードの設定

受信モードのタブの各設定項目について説明します。

  1. 件名(Subject)の認識方法
    完全一致・部分一致・認識しないの3種類が選択できますので、いずれかを必ず選択してください。

    「完全一致」メールサーバーに届いているメールの中で件名が完全に一致したメールのみ受信します。
    「部分一致」件名にその文字列を含んでいれば受信します。
    「認識しない」件名に関係なく設定したメールアカウントに届いているメールを全て受信します。

    ※「認識しない」を選択する場合は、受信メールの件名(Subject)にその設定がわかるような名称(例えば、「件名無し受信」など)を入力してください。
    何も入力しない状態では設定を保存することができません。

  2. 受信後にメールをサーバーから削除する
    BitplusPROは、メールボックスにあるメールを全て受信します。
    したがって「受信後にメールをサーバーから削除する」を選択しないで使用した場合、前回までに受信したメールを何度も繰り返し受信することになります。選択した場合は、受信されたメールをメールボックスから削除しますので、常に未受信のメールのみを受信することが出来ます。
    そのため、通常は「受信後にメールをサーバーから削除する」を選択してご利用下さい。
    但し、注意事項にもあるようにメール受信テストを実施して、メールがデータベースに正しく読込まれることを確認した上で、選択してください。

  3. 未読メールのみ処理対象とする (Version8.9.0以降)
    BitplusPROは、このオプションが選択されていない状態ではメールボックスにあるメールを全て受信します。
    しかし、オプションを選択すると一般的なメーラーのように、前回受信時以降に届いた未読メールのみを受信するようになります。
    メールボックスにメールを残しておいて、通常お使いのメーラーでもメールを受信したいときには、このオプションを選択してください。
    但し、このオプションでは、処理途中に何らかの原因で処理でエラーとなったメールも読み込み直すことが出来ませんので、エラーがあったメールについては、別のメーラーで受信したメールを参考に修正等を行ってください。

  4. Content-Typeが無いメールは、文字コードを ********** として処理対象とする
    電子メールのヘッダーには通常、メールの形式や文字コードなどを識別するための"Content-Type"という項目がありがありますが、稀にこの項目が無いメールがあります。
    既定では、この項目が無いメールは処理対象外となりますが、このチェックを選択するとこの項目が無いメールも処理対象となります。
    どの文字コードで処理するかはus-ascii、iso-2202-jpから選択してください。

  5. ヘッダーの項目(From,To,Return-Path)を特別に処理する
    メールヘッダーのFrom、To、Return-Pathの各項目について、メールアドレス以外の文字や記号を削除しメールアドレスだけを取得してデータベースに出力します。
    この項目を選択しない場合とした場合の結果は、次のようになります。
    無効(選択しない場合)有効(選択した場合)
    "○○○○○○○株式会社" <info@********.co.jp>info@********.co.jp
    ○○○○○○○株式会社 <info@********.co.jp>
    <info@********.co.jp>

  6. 受信モードの選択
    BitplusPROの基本機能であるメールを解析してデータベースの各フィールドに値を出力するには、メール中の項目名と値を識別する必要があります。定型のメールで項目名と値の間に区切り記号が存在するタイプのものは、区切り記号を自動認識する区切り記号モードで処理することが出来ます。
    一方、区切り記号が存在しないメールや存在しても区切り記号モードで処理できない形式のメールは、定義ファイルモードで処理することになります。
    その他、メールを解析せずにデータベースに出力する本文取得モードとメールアドレスの更新処理やメールマガジンなどの配信停止処理を自動化するための照合モードがあります。

    1. 区切り記号モード
      CGIの修正や変更が可能で、受信メールを区切記号モードのルールに合わせることが出来る場合のモードです。
      出来るだけこのモードでご利用下さい。
      ただし、サブテーブル1とサブテーブル2を利用する場合は、定義ファイルモードでご使用ください。
      尚、このモードを選択した場合、区切り記号を必ず選択する必要があります。

    2. 定義ファイルモード
      CGIの修正や変更が出来ない場合や、項目名が重複している場合など受信するメールが区切記号モードのルールに合わない場合に利用するモードです。
      定義ファイルを設定することで区切記号モードで処理できないメールでもデータベースに読み込むことが出来るようになります。
      サブテーブル1とサブテーブル2を利用する場合は、定義ファイルモードでご使用ください。

    3. 本文取得モード
      区切記号モードや定義ファイルモードの処理と異なり、メールを解析せずに指定したフィールドにヘッダー部分と本文をそのままの状態で出力します。

    4. 照合モード
      このモードは、メール本文の値をデータベースと照合し一致したレコードをチェックしたり、新しい値に更新したりします。 また、ヘッダーのFromのメールアドレスを取得しデータベースと照合し一致したレコードをチェックします。
      この機能により、メールマガジンの配信停止処理やメールアドレスの変更処理等を自動化することが出来ます。