データベース直接参照
Bitシリーズの大きな特徴の一つ「データベース直接参照」についてご説明します。
一般的にデータを扱うソフトウェアは、CSVファイルなどのデータをインポートしソフトウェア内に取り込んで、そのデータを利用していろいろな処理を実行します。
しかし、その方法だと、元のデータベースのデータが更新された場合には、一度最新のデータを取り込み直さなければなりません。
例えば、会社の顧客10,000名分のデータをSQL Serverで管理しているとします。
その10,000名に同報メールを送信する場合、一般的なソフトウェアでは次のような流れになります。
1.SQL Serverから10,000名のメール送信に必要な情報をCSVファイルでエクスポート
2.メールソフトに、SQL ServerからエクスポートしたCSVファイルをインポート
3.メールソフトで同報メールの送信
こうした手順は、これまで当たり前のことだと思われてきましたが、手間がかかるだけでなく次のようなリスクがあるのです。
1.大切な顧客データを一般的にセキュリティの脆弱なCSVファイルとしてエクスポートする必要がり、CSVファイルとなった顧客データは、個人情報漏えいのリスクが高まります。
2.データベースを更新するたびに最新のデータをインポートする必要があり、新旧のデータを取り違える可能性があります。
3.ソフトウェア側でデータに誤り(役職等)を発見した場合、ソフトウェアとデータベースの両方を修正する必要があり、修正ミスを犯す可能性があります。
4.ソフトウェア内にもデータが存在するので、CSVと合わせて3箇所にデータが分散管理されることになります。
そこで、そうした問題を回避する方法が「データベース直接参照」です。
例えば、Bitシリーズの同報メールソフトで10,000名のメールを送信する場合次のようになります。
1.BitMailPROでメール送信
これだけです。
一般的なソフトウェアのような、データをエクスポートしたりインポートする必要がありません。
BitMailPROが、SQL Serverなどのデータに直接接続し、必要な情報を利用して処理を行うので、BitMailPROの中にはデータを保持する必要がないのです。
データベースがBitMailPROから接続できる状態にあれば利用可能で、物理的に離れたところにある場合、例えばレンタルサーバーのMySQLでデータを管理している場合でもODBC接続出来れば利用できるのです。
BitMailPROだけでなくBitシリーズは、すべての製品が「データベース直接参照」ですから面倒な手間がかかりませんし、情報管理という観点からも安全性が高いのです。
ぜひ、Bitシリーズお試しいただき「データベース直接参照」の便利さを体験してみてください。
■Bitシリーズが直接参照できるデータベース
SQL Server
Oracle
MySQL
MS-Access
MS-Excel (※Excelにはいくつか制限があります。)
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