挿入文字(文字差し込み)
今回説明する挿入文字(文字差し込み)機能は、件名や本文に文字列を挿入(差し込み)してメールを送信する機能で、ワードの差し込み印刷をイメージしていただくと分かりやすいと思います。
同報メールを送信する際に本文の文頭に会社名や役職、氏名などが入っているメールとそうでないメールでは受信した人の印象が異なります。
名前が入っていなければ不特定多数に送っている同報メールであることが誰でもわかりますので、その段階でゴミ箱に直行となる可能性が高くなります。
さらに、メール本文の文頭に「○○○○様」というように入っていない場合メールサーバーにスパムメールと判定されてしまう確率が高くなります。
スパムメールと判定されてしまえば誰の目に触れることなく削除されてしまう可能性もあるのです。
どんなメールでも送るからには読んでもらえる確率は高いほうが良いわけですから、文頭に宛先を入れたほうが良いわけです。
また、メールの開封率を大きく左右するのは、件名(Subject)です。
件名にも挿入文字を利用することで色々と工夫すれば開封率も高くなります。
BitMailPROの挿入文字は、データファイルにある情報を最大20項目挿入文字として使用することができます。
具体的には、1〜20までの挿入文字にデータベースの項目を割り付けます。
例えば、1→氏名、2→誕生日・・・・というように挿入文字を割り当てて置くことで、その番号にデータベースから値を取得して挿入しますので、月ごとに誕生日のお祝いメールをまとめて同報メールとして送信したとしても、一通づつ氏名や誕生日が入ることで同報メールではなく普通に送信したメールのようになります。
挿入文字には、改行を含む文字列を利用することもで来ますので、送り先ごとに違う文面にすることも可能です。
設定方法
送信設定の挿入文字のタブを選択します。
この画面で、件名(Subject)及び、メール本文中に挿入する文字列が入っているフィールドを変数に割り当てます。
・挿入文字は最大で20フィールドまで設定できます。
・利用する数に合わせて、「挿入文字使用数」にチェックを入れて下さい。
・挿入文字使用数が0になっている場合は、挿入文字が使えません。
但し、挿入文字使用数で0以外を選択した場合には、
メールの件名や本文にその挿入文字を使用しているか否かにかかわらず、
指定したフィールドに値がない場合は送信することが出来ませんのでご注意ください。
※ 必要最低限の数を選択することにより、無駄な処理をスキップして1回あたりの送信時間を短縮することができます。
挿入文字を利用しない場合は、デフォルトの0個にしてください。
各項目の▼をクリックするとテーブル内のフィールドが表示されますので、挿入文字とフィールドを指定し関連づけてください。
たとえば、挿入1(\@)に挿入文字列1というフィールドを指定し、挿入文字列1のフィールドには誕生日が記録されているとすれば、件名(Subject)または、メールの本文中で\@と入力した部分にすべて誕生日が挿入されることになります。
メール作成時
--------------------------------------------------
お誕生日おめでとうございます。
\@には素敵なプレゼントをご用意しています。
ぜひ、ご来店ください。
--------------------------------------------------
送信されるメール
--------------------------------------------------
お誕生日おめでとうございます。
2012/03/10には素敵なプレゼントをご用意しています。
ぜひ、ご来店ください。
--------------------------------------------------
※上記の例ではわかりやすくするために挿入文字を青で表示していますが、実際には色はつきません。
※挿入文字として設定したフィールドに値がないレコードがある場合、挿入文字が差込まれませんので、文章がつながらなくなる場合がありますのでご注意下さい。
|